牧草地の上を5月の爽やかな風がそよぐ。草丈を延ばし始めた牧草と競い合うようにセイヨウタンポポが
花を咲かせています。牧草の若草色とタンポポの花色とのコントラストが、とても鮮やかに目に映ります。
牧草地の脇の雑木林の中で、シラネアオイ(白根葵)が花を咲かせ始めました。この花が開花すると当地
では、初夏の季節の到来です。
雑木林の中で、花を咲かせるタチツボスミレ。国内では約60種のスミレが自生。その中で、スミレ科の植
物の代名詞ともいえるスミレです。
ツボスミも、小さな白い花を咲かせています。中心部の花弁には赤紫色の筋が入る。花も小さいが草丈も
低く、目立ちにくいスミレです。
林の中。スミレにカメラを向けている時、5mほどの至近距離から キタキツネにジッーと見詰められる。
通常、人の姿を見ると走り去ります。さらに、スミレの撮影を終わり林から出ると、後を追うようについてい
来ました。キタキツネとは度々遭遇しますが、このような体験は初めてのことです。
カキドウシが独創的な花を咲かせています。この場所は市内では珍しい自生地です。地を這うように茎を
伸ばし群生しています。繁殖力が旺盛な山野草です。
雑木林の中、カワラヒワの鈴を鳴らすような囀りが響き渡る。太めのくちばしと、全体的には黄緑色で翼と
尾の一部には、アクセントの黄色の羽根が特徴的な野鳥です。